2018年10月22日月曜日

大人の遠足~東日本大震災・被災地を訪ねる旅~



※長文です。
●10月20日(土)
松田淳子さんと一緒に、林正生さんと釜石加奈江さんの待つ大槌町へ。
大槌町役場へ到着。
林さんと釜石さんと再会。

○昼御飯
到着したのが12時前なのでまずは腹ごしらえ(笑)
林さんの車で山田町に移動。
復興のための工事があちこちで。
だいぶ進んでいるように思うが、まだまだ時間がかかりそうだ。
「道の駅やまだ」に寄ってから
昼御飯の「和海味処いっぷく」さんへ。
林さん → 若鶏の唐揚げ御前
釜石さん → 花御前(造里 天ぷら)
松田さん → 三陸牡蠣フライ定食
私 → ホタテ天丼
ボリュームに圧倒され、しかも美味しい。
デザートの手作りチーズケーキも絶品。
○山田町ふれあいセンター「はぴね」
来年の3月23日に釜石・宮古間が開通する三陸線の陸中山田駅に隣接する施設。
入口から子供たちの利用できるゾーンで、奥に一般の方々も利用する図書スペースがある。
レイアウトプランは子供たちによるもの。
この日も多くの方々が利用されていた。
隣の駅舎は現在建設中。
○崎山展望台
大槌町へ。
まずは吉里吉里半島の崎山展望台。
船越半島を望む。
そこにあった穏やかな海と山。
リアス式海岸の絶景。
○蓬莱島(ぴょっこりひょうたん島)
弁天神社まで歩き、大槌地区、釜石市を望む。
大きな堤防が建設中の風景と海と山の絶景が広がる。
いろいろと考えさせられる。
○城山公園
「東日本大震災津波物故者納骨堂」
「希望の灯り」が設置されている城山公園から
大槌地区を望む。
釜石さんが震災後の写真を見せてくれた。
言葉が出ない。
「松田さ~ん」と呼ぶ声が聞こえ、振り返る。
仁希くんだ!
ということは、後藤好邦さんも。
かなり、驚いた。
釜石さんが仕掛けたサプライズ。
やられた!
更に楽しみが倍増。
○おちゃっち(大槌町文化交流センター・大槌町立図書館)
今年の6月10日にオープンした大槌町の文化の拠点施設。
館長の北田さんからご案内いただく。
五城目町のお話も。
多目的ホールにて、町で撮影し編集した動画を特別に鑑賞させていただいた。
「人」にスポットを当てた内容。
大槌で生きていくこと、ここに住むこと。
改めて、自分の町のことを考える。
震災前の街並みのジオラマ。
どんな想いで造ったのだろうか。
○甘味処 もりかまど
吉里吉里地区にあるお店。
店内でも食べれるということで。
趣のある茶席で抹茶と一緒に楽しむ。
名物は、みたらしだんご。
晩御飯を考えて「トマト大福」をチョイス。
酸味とクリームがマッチしていておいしい。
茶のたて方を林さん、釜石さんからレクチャーを受ける。
○三陸の宿 蔵
料理、部屋ともに大満足のお宿。
ホタテの大きさにびっくり。
釜石さんの娘さん(みずえさん)と
横浜市の渡邊圭祐さんも参加。
日本酒を大いに飲んだ結果、撃沈。
●10月21日(日)
○大槌学園(小中一貫教育校)
蔵でのボリュームたっぷりの朝食をいただき大槌学園へ。
学校が休みで中は見学できなかったが、地域との関わりを大切にしている工夫が随所に。
花のプランターに大仙市立太田中学校の名前を発見!
大槌高校も隣にあった。
○おしゃっち(2回目)
今日も「おしゃっち」へ
2階の震災伝承展示室へ。
大型スクリーンで昨日とは違う映像を見る。
震災前と震災後の様子が映される。
最後にメッセージが。
ひとつひとつの言葉をかみしめる。
「人は人に助けられる」
おしゃっちの前ではイベントが開催されていて、
しばし楽しむ。
昨日観た映像で話していた「木こりさん」がいて、
びっくり!
声をかけそびれた(^^ゞ
○旧大槌町役場
取り壊しが決まった「旧大槌町役場」。
次回来るときは見ることが出来ないようだ。
津波の怖さを感じる。
ふと周囲をみると、城山公園の斜面に墓地があり
大槌を見守っているように思える。
○ベルガ―ディア鯨山
森の図書館、風の電話などで有名な場所。
以前から行きたいと思っていた。
佐々木さんご夫妻から対応していただき感謝。
お二人の想いが詰まった場所でくつろぐ。
ずっといたい場所。
○釜石鵜住居復興スタジアム
釜石市へ。
来年、ラグビーワールドカップ2019が開催される釜石市。
その試合会場の「釜石鵜住居復興スタジアム」を見学。
釜石東中学校などの跡地に建設されたとのこと。
快晴の青と芝生の緑が印象に残る。
来年はこの会場でどんなドラマが待っているだろうか?
○釜石まつり
土曜日から開催されていた「釜石まつり」を見に行く。
「ミッフィーカフェかまいし」の前で、
虎舞、神楽、山車、手踊りを堪能。
釜石市民ホールTETTO(Kamaishi Civic Hall)も見学
昼御飯は、釜石ラーメンの新華園本店へ6年ぶりに食す。
○甲子柿の里秋祭り2018
「創作農家こすもす」での「甲子柿の里秋祭り2018」へ。
おしゃっちで会った方、会わなかった方と再会。
パソナ東北創生の城守さんから取り組みについてお話を聞く。
場所があり、人と人がつながり新たな可能性が湧く。
そんな取り組みがここにはある。
藤井サエ子さんから、秋田市出身の国連人口基金東京事務所長の佐藤摩利子さんという方のお話を聞く。
林さんが栽培した落花生も見事!
○感じたこと
五城目町、大仙市、秋田市の人と大槌の人がつながっていることが分かってうれしかった。
これから自分にできること。
被災地で見たこと、感じたことを周りに伝えることだ。
来年の3月23日には、町の変化を感じられそうだ。
○ご一緒していただいた皆さんへ
後藤さん、本当にお世話になりました。
サプライズは楽しいです。
「復興に向けて 東北は1つ 共に前へ」を
体感できた貴重な体験でした。
松田さん、本当にお世話になりました。
いろんなお話ができてよかったです。
被災地とのつながりを大切にしていることに感動です。
また、大槌に来ましょう!
そして被災地のことを伝えましょう。
林さん、釜石さん、本当にお世話になりました。
人のつながりは人をつくることを実践されている
お二人があってこその今回の遠足。
どんどんといろんな方につなげていただき感謝です。
自分自身を見つめる良き時間をありがとうございました。
また、大槌町に帰ってきます!