「人の口からでなければ人の心に伝わらない」
「ここにいる人しか地域を守れない」
「過去と他人は変えられないが未来と自分は変えられる」
個人的にこの3つをテーマに参加した大槌勉強会。
6年7カ月の間、大槌町で復興支援をした林正生さんの「想い」と大槌、釜石、三陸の皆さんの「優しさ」と「強さ」を感じた場となりました。
●3月23日(土)
第1日目・勉強会
予定より早く到着したのは、
3月9日に東北横断自動車道釜石秋田線が全線開通したためか、会場「おしゃっち」に早く到着したいという気持ちの表れか(笑)
主催者の林さんに挨拶し、
まずは旧役場庁舎跡地へ。
その後、大槌駅へ。
12時2分の記念列車へ。
この日は三陸鉄道「リアス線」の全線開通の日。
感慨深い。
一般乗車は明日から。
「三陸♡おおつちPR大使」のはなわさんもいたらしい。
そして、勉強会。
○ゲストスピーカー
・佐藤 彰さん(陸前高田市職員)
・佐藤 大基さん(大船渡市職員)
・戸塚 絵梨子さん(㈱パソナ東北創生)
・大槌高校復興研究会
・佐山 春さん(ゲストハウス3710マネージャー)
○コーディネーター
・相内洋輔さん (ワークショップデザイン)
http://workshop-design44.com/
(気になった言葉)
・一人も大切な人を失くさない。
・ハナミズキのみち
・「食」「防災」「未来へのチャレンジ」
・チャレンジと検証を繰り返すマチをつくる。
・更新できるようにしておくこと。
・「観光」「移住」の間にある「つながり人口」
・「かかわりしろ、余白」の柔軟性
・高校生の活動に刺激を受けている大人
・震災によって津波に対する憎さが生まれた。
・活動を通じて、夢と希望を感じることができた。
・街の人が観光資源
・寂しいのは思い出があるから
・ラブテツ
・行動は必ず想像を超えた未来をもたらす
・面白いがあるのに、もったいない。
・小さなストック効果
・「たまたまの効果」をキチンと繋げる
●3月24日(日)
第2日目・エクスカーション
大槌駅から乗車し、ひと駅となりの鵜住居駅へ。
鵜住居地区では
NPO法人三陸ひとつなぎ自然学校代表の伊藤聡さんのガイドで東日本大震災のことをお聞きしました。
前日(23日)にオープンしたばかりの「うのすまい・トモス」で「釜石祈りのパーク」と「いのちをつなぐ未来館」に。
防災教育のこと、旧防災センターのこと、防災市民憲章のこと・・・。
全てが心に響きます。
今年、ワールドカップが開催される「釜石鵜住居復興スタジアム」へ。
ここは、鵜住居小学校と釜石東中学校があった場所。
ここから、実際に避難した経路を歩き(走り?)ました。
伊藤さんのお話を聞きながら、600人が通った道を当時の情景を思い浮かべました。
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釜石市は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の大津波により、千人を超える尊い命を喪った。その悲しみが、癒えることは決してない。
しかし、古来より、先人たちが、度重なる災害や戦災をたくましく乗り越えてきたように、今、私たちは、ふるさと復興への途を歩み続けている。
自然は恵みをもたらし、ときには奪う。
海、山川と共に生き、その豊かさを享受してきたこの地で安全に暮らし続けていくためには、また起こるであろうあらゆる災害に対し、多くの教訓を生かしていかなければならない。
未来の命を守るために、私たちは、後世に継承する市民総意の誓いをここに掲げる。
備える
災害は ときと場所を選ばない
避難訓練が 命を守る
逃げる
何度でも ひとりでも 安全な場所に いちはやく
その勇気は ほかの命も救う
戻らない
一度逃げたら 戻らない 戻らせない
その決断が 命をつなぐ
語り継ぐ
子どもたちに 自然と共に在るすべての人に
災害から学んだ生き抜く知恵を 語り継ぐ
私たちは生きる。
かけがえのないふるさと釜石に、共に生きる。
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三陸鉄道の全線開通日に立ち会えてうれしかった。
ということは、
皆さん忙しい時に対応していただいた💦
感謝しかありません。
グラレコデビューの東北芸術工科大学の佐藤さやかさんや
フォローしていた後藤好邦さん、菊地亮太さんも素晴らしかった!
そして、釜石加奈江さんにはご難儀をおかけしました。
釜石さん、秋田にもお越しください。待っていま~す!
初日のワークショップでは、三陸に必要な人材ということで
「ツナグヒト」のことを。
行き返りの車では、松じゅんさんと内省の旅。
林さんのネットワークの皆さんとつながり、
大槌高校のみなさんのお話を聞いて、
三陸は次のステージへ進んでいると感じました。
また、訪ねます!