2017年5月13日土曜日

20170415 内野安彦さん講演会「聴こう!聞いてみよう!図書館のこと!」

遅くなりましたが、レポートです。

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とき・平成29年4月15日(土)19時〜
会場・横手市わいわいプラザ 3階 研修室

図書館のこと、図書館ができること、図書館をもっと知って欲しい、そんな思いを図書館大好き人間の内野安彦さんに語ってもらいます!
参加者の皆さんからの質問も募集しますよ。集まった人々皆さんで、図書館のことを想う時間にしましょう。 

モリモリ図書館の話?
小牧市立図書館の話はNG

トークゲスト
ライブラリーコーディネーター 内野安彦氏

内野安彦 (うちのやすひこ)氏 
1958年茨城県生まれ
1979年から2007年まで茨城県鹿嶋市
2007年から2012年まで長野県塩尻市に奉職。
  塩尻市では図書館長として新図書館の開館準備を指揮。
2010年7月に新館開館。
  様々な取り組みが地域の人々に支持され、図書館界からも注目の図書館として位置づけられている塩尻市立図書館である。
現在は常磐大学、常磐短期大学、同志社大学、熊本学園大学にて図書館学を教えている。
著書多数。
 FMかしま「Dr.ルイスの“本”のひととき」のラジオパーソナリティ。
図書館をテーマにした唯一無二のラジオ番組。
無類の車好き。
これまでに所有した車は20数台。
現在の愛車はシトロエンDS3。
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(レポート)
進行 → 石川靖子さん
・開催の趣旨説明
・アイスブレイク(肩回し8・4・2・1、拍手4回・火の用心→犬も歩けば、壁に耳あり、三人寄れば、古池や、秀麗無比なる)
・自己紹介(実は・・・)
 読み聞かせ・図書館勤務・市議会議員・声のボランティアなどなど

講師紹介 → 鈴木裕子さん

コラムに取り上げられる
 → 神奈川新聞(照明灯)   図書館は「人」で決まる
 → 市民タイムス(みすず野) しない人に足を運んでもらい、面白いと思ってもらえるか。職員次第とは、なるほど。


図書館のことを本当にわかって利用している人はごく僅か。
図書館がなぜあるのか?


5日間で6回の講演
昨日   ・南相馬市
今日   ・横手市 視察(東根市立図書館、新庄市立図書館)
明日   ・八郎潟町
明後日  ・多賀城市立図書館
明々後日 ・柴田町(2回)

フーテンの寅さん


図書館の地域における役割とは

地域を考える際の基本の単位は「県」
 → もっと広げる必要がある
 → どのような意識で郷土資料を集めてきたか


図書館長、図書館司書は全国から人材が来る
 → 貸出冊数を増やすのではなくて、登録者を増やすことを目的にしている
 → 1997年を境に本の販売数が落ちてきている。書店、作家・・・の減少
   図書館の選書がおかしくなっていないか。
   ベストセラーが図書館で貸出されているのは、どうなのか。


図書館は出会いの場所
 思っても見なかった本があった。
 考えてもいなかった情報があった。
 思いがげず、あの人に出会えた。


20年後に向けた選書をしているのか?


図書館員はものすごくお節介
 → 歩けば展示、歩けば展示

正常な選書ができる

なぜ、本が生まれたのに読者に届かないのか?


作家は伝えたいことがある。だから書く。
知りたいことがあるから書店に行く。
どちらも求めている状態。
 ↓
出版社が間を取り持つ

日本では年間8万点の本が生まれる。

図書館関係の本は2000部から3000部程度
日販、東販に登録している本のみが全国に流通
村上春樹とは張り合うことはない(笑)

貸出数を伸ばすことには繋がらない。
 ↓
いい本(良書)を出すことに繋がらない。


儲けにならない本
 ↓
9割が日の目を見ない
 ↓
良い本が選書できない


塩尻市立図書館
 ↓
松本市民が多い
 ↓
松本にない本を選書
 ↓
松本市民が塩尻にお金(ジュースなど)をおとす


鳥取県米子市 イマイ書店
本の学校
筑波大学(図書館情報大学)


本の学校 → 塩尻市で実施(本の寺子屋)
4年間で5,400人
えんぱーく


図書館と書店は違う → 書店が図書館と同じになると、結果、書店が潰れてしまう → 良書が出なくなってしまう 


ドイツには本屋さんになるための勉強する機関がある → マイスター制度

(質問)
議会図書館が活用されていない

議会図書館では全国的に良い例がない
 ↓
議員自ら整備してもらう

まずは公共図書館の充実を → 次に議会図書館の充実 → 全国から視察がくる