「当時、考えたこと」や「いま、思うこと」などをメモしておきます。
○2015年12月20日
Team Sendaiプレゼンツ
東北まちづくりオフサイトミーティングタイアップ企画
「被災地にて、これからの未来を考える」
〜東日本大震災から5年、復興に向けて歩む被災地を巡るエクスカーション〜
東北OMの仙台勉強会の翌日に、Team Sendaiの皆さんに企画していただいた
東日本大震災の被災地を巡るエクスカーションに参加しました。
・荒浜小学校
・南蒲生浄化センター
・南蒲生の復興まちづくり
・閖上の日和山にて語り部のお話
南蒲生の復興まちづくりのメモ。
キーワード① 「人」
南蒲生の「土と風と光と水」
(作図:藤浩志氏の説、永田宏和氏による作図)
“ 水 ” の人
その土地に寄り添い、種に水をやり続ける存在、中間支援的存在。
“ 風 ” の人
その土地に「種」を運ぶ、刺激を与える存在。
“ 土 ” の人
そこに居続ける存在、しっかりと根を張り、活動し続ける存在。
1.土の人・・・・・・・町内会組織、地縁グループ
2.新たな土の人・・・・若者、女性、子供、企業
3.風の人・・・・・・・NPO、ボランティア
4.水の人・・・・・・・行政、中間支援
5.光の人・・・・・・・メディア
①土を耕す・・・・「仲間づくり」
・元の「土」を再生する。
・「風」の力を借りながら新たな「土」を耕す。
南蒲生 →「がんばっぺ岡田の会」「岡田合唱団」
「南蒲生雀乃舞」「えんの会」
「みちさき」
②土壌をつくる・・「計画づくり」
・古い土を大事に、「風」に運ばれた新たな「土」を混ぜ、
「水」を注ぎながら土壌をつくる。
南蒲生 →「南蒲生復興まちづくり基本計画=風土」
③木を育てる・・・「活動づくり」
・「木」をいっぱい植えすぎてもダメ。
・小さい木は「風」と「水」がほどよく必要。
南蒲生 →「3つのプロジェクト=木」
・「光」を木にあて、光合成を。
・実がなって、動物が暮らせる杜ができる
南蒲生 →「新しい田舎=杜」
キーワード②「場」
新たな集会所の建設にあたり、「立面計画の考え方」と「平面計画の考え方」を整理。
「平面計画の考え方」
誰でも気軽に利用できる公園広場のような集会所 = 広場型集会所の創出
みんなの「居久根ひろば」(広場型集会所) = 3つのひろば+みんなの台所
広場サポート空調・管理棟
みんなのトイレ・みんなの台所・みんなの倉庫
土間広場(屋内ひろば) 軒先広場(軒下のひろば) 青空広場(屋外のひろば)
・自由に立ち寄ることができる
・参加の主体的自由権
・境界のあいまいさと領域感
・多様で多目的な利用
みんなの広場やみんなの台所は、季節や天候など利用状況に合わせ、地区住民の多彩な活動をサポートするフレキシブルな利用環境を創出する
○所感
学んだことは被災地の復興に向けたことだけでなく、地域づくりに関しての整理をする際にも重要なことだと感じました。
こういった視点での整理をしていなかったので、今後活用します。
被災地は実際に訪ねて、そこに住む人の言葉を聞くことに意味があると改めて感じました。