2019年7月9日火曜日

20190706-07 東北まちづくりオフサイトミーティング第35回勉強会 in 由利本荘



山形市役所の後藤好邦さんがかなり前から温めていた企画。
私も本当に楽しみにしておりました。

7月6日(土)
仙台市の佐藤忠之さんとJR大曲駅で合流。
その後、秋田空港で多摩市の原田正樹さんを乗せて、一路、由利本荘市の鳥海山木のおもちゃ美術館へ。

会場には、いわき市、酒田市、中山町、気仙沼市など東北各地から、続々と。
神奈川県、和歌山県からも。
子供さんと一緒の方も。

勉強会開始。

○秋田OM代表の松じゅんのこと、松田淳子さんのあいさつ。


○後藤さんの提供による東北OMムービー。
久しぶりに観たが、ふたたび感動。
10周年を迎え、次へ。



(グラフィックレコーディング・平元美沙緒さん)

○佐藤弘幸さんの事例報告。


多様なセクターとの交渉やその秘めた想いを直接聞いて、熱いものが伝わる。
とにかく、走り、動きながら考え、修正する力がすごい。
地元の方々への説明や意見交換などを16地区で1か所あたり4~5回。
施設の開設に、賛成する方、反対する方など様々。
人と施設との関係づくりに着眼し、おもちゃ学芸員、キャラバンなどを仕掛けていく。
人と人が触れ合う場を作っていく。公共施設の本来のあり方を学んだ。


(グラフィックレコーディング・平元美沙緒さん)

○パネルディスカッション

(写真提供・佐々木美喜子さん)

・鮎川駅と美術館を走る無料シャトルバスの運転などに従事している木内さん。
・美術館内のトイショップtoccaの魔女店長こと山田さん。
・そして、佐藤弘幸さん

後藤さんの進行で進んでいく。

(写真提供・佐々木美喜子さん)

(写真提供・佐々木美喜子さん)

佐藤さんとのかかわりでおもちゃ美術館に勤務することになった木内さん。
その関係性が木内さんのやりがいに変わっていった様子がよくわかる。
木内さんの変化を周りの人はどう感じているのだろうと聞いてみたくなった。

(写真提供・佐々木美喜子さん)

山田さんは秋田の素晴らしさに気づいていて、地元に戻り、
おもちゃ美術館で働くことになった方。
「秋田には何にもない」ではなく「気づいていないだけ」。
強いメッセージが伝わってくる。

(写真提供・佐々木美喜子さん)

佐藤さんからは、地元愛が伝わってくる。
鳥海山木のおもちゃ美術館に携わる方々のつながりを
これからも大切にしていく方だと改めて感じる。 

(グラフィックレコーディング・平元美沙緒さん)

○多田千尋館長の基調講演

(写真提供・佐々木美喜子さん)

心に残る言葉が次から次へと降ってくる。











(気になったことば)
・時間の寄付
・施設までのアクセスは問題にならない(魅力があれば人はやってくる)
・人間が初めて出会うアートはおもちゃ!
・ファミリーコミュニケーション
・3つの間
・ウッドスタート→ウッドエンド
・脱カタログ
・竣工式はゴールではない。
・予算ゼロの指定管理制度





(グラフィックレコーディング・平元美沙緒さん)

秋田OMメンバーで今回の協力いただいた、平元美沙緒さんと佐々木美喜子さん。
秋田大学の渡部ひかるさんには本当にお世話になりました。
皆さんの協力が由利本荘市での勉強会の場を素晴らしいものへのと変えてくれたのは間違いありません。
平元さんのグラレコは圧巻!すごい。最後の振り返りも良かった。
佐々木さんの写真は会場の雰囲気が伝わってくるのが素晴らしかった。
人の表情をうまく捉えています。感動です。
渡部さんは先週の秋田OM勉強会に引き続き参加してくれました。
これからも一緒に学びの機会に参加しましょう!


 (写真提供・佐々木美喜子さん)

 (写真提供・佐々木美喜子さん)

(写真提供・佐々木美喜子さん)
秋田大学の渡部さんと秋田OMのお姫様!

○翌日のエクスカーション
 河田美智子さん(おもちゃコンサルタントマスター)による「埋れ木で世界でたったひとつのペンダントつくり」
 みなさんがカニを食べている時のように黙々と製作します。
 鳥海山に埋もれていた250年前の木を使っての作業。
 サウンドペーパーから蜜蝋を使っての仕上げ、さらに桜のチップでタグづくり。
 タグづくりは火傷に要注意。
 和歌山から参加のコウくんも難なくクリアできました。



次の写真は和歌山の関下さんから拝借しました。




○最後に
今回、お揃いのTシャツの方が多かったのはお気づきだったでしょうか。
松じゅんの仕掛けです(笑)
森吉山押しです。

企画していただいた後藤さん、講師の多田館長、会の運営をサポートいただいた由利本荘市役所のみなさん、鳥海山木のおもちゃ美術館のみなさん、グラレコ担当してくれた平元さん、記録写真を担当した原田正樹さん、佐々木美喜子さん、エクスカーションの講師の河田さん、本当にお世話になりました。