2017年6月29日木曜日

Code for Akita キックオフイベント(その2)

キックオフイベントから、数日経ちましたが、感想が伝わりにくいということを自戒を込めて(笑)
改めて書き出してみました。

平成24〜25年度に他の部署で、武雄市、千葉市、奈良市、福岡市が取り組んでいたビックデータ及びオープンデータについてはある程度の情報は持っていましたし、武雄市、千葉市の担当者の講演を聞く機会もありましたが、正直、あまり進んでいないんだろうなと思っていました。

今回、知人にお誘いいただき久しぶりに言葉として聞いた「オープンデータ」。

「オープンデータ」は地域課題を解決するための1つのツール。
楽しみにしていました。
ただ、「官」は「マイナンバー」、「個人情報」という言葉に、かなり敏感になっています。ということは、「オープンデータ」にとっての周辺環境は決して良い状況ではないとを頭に入れて。

まず、課題として考えたのが「官」と「民」のデータの相互理解度。
「民」で求めるデータを、「官」は提供できるのか?

「官」側の情報には、2つあると思います。


1つ目は、人口、世帯数、出生、死亡、転入転出者数などの統計情報。

こちらはホームページなどで確認できるものがほとんど

2つ目は、各部署でオリジナルに作っているデータ。

こちらは国や県などへの報告用に作られていることがあることから、そのままでは「民」への提供として適さないと思っています。つまり、住民目線のデータ整理が行われているものが少ないということ。
「民」が必要なデータを「官」が新たにつくるのかどうかが「官」側の「オープンデータ」の進展するためのポイントでないかと感じました。
地方創生を担当した際に定めたKPIや、総合計画上の数値化された目標が市民がわかりやすいものになっているか?を考えた時にもそう感じました。

次に「民」側のポイントは何だろう?

地域課題をどう解決するのかということ。
「オープンデータ」はその1つの手法であること、そして「オープンデータ」ありきではなく、何のために「オープンデータ」を使うのか?を、もっと具体的に考え、経験を積み重ねていくことが大切だと感じました。

「Code for Akita」は、「官」と「民」の中間支援の組織になる役割を持っていると思います。それと「官」と「民」が前向きになれるような取り組みを進めること、個々がその重要性を感じ、それぞれの立場で取り組む環境を持つことだと思います。

具体的なことが書けずにいますが、
これからは私なりに「オープンデータ」を考え、取り組めることから実践していければと思います。まずは、「官」でどんなデータをどんなカタチで「民」に提供できるのかのを考えます。

「オープンデータ」という言葉が身近になってきました。
が、秋田での取り組みは動き始めたばかり。担当者が変わるとトーンダウンするのは仕組みとして溶け込めていない証拠。文化になっていないこと。

少しでも前に進み、地域課題が解決しますように。